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3月18日、ジャパン・ハウスの活動紹介と、ジャパン・ハウスでの発信に関心を有するコンテンツホルダーの方々の発掘を目的として、「JAPAN HOUSE フォーラム2021」をオンラインで開催しました。多くの方々にご視聴いただき、誠にありがとうございました。
冒頭、茂木敏充外務大臣より、ジャパン・ハウスがサンパウロ、ロンドン、ロサンゼルスの3都市でランドマーク的な発信施設として定着しつつあること、また、ジャパン・ハウスの強みは「伝統」と「最先端」を同時に見据えた趣向を凝らした発信にあることに触れつつ、全国各地のコンテンツホルダーの方々に積極的に活用して頂きたいとのメッセージを発出しました。また、各拠点からは、館長の挨拶に加え、施設や活動が動画で紹介されました。
第1部のパネルディスカッションでは、「日本の文化資産とその活用法」と題し、ジャパン・ハウス東京事務局クリエイティブ・アドバイザーの原研哉氏と、建築家で東京大学名誉教授の隈研吾氏が、自身の手掛けるプロジェクトにも触れつつ、地域にある文化や伝統を文化資産という切り口から捉え、コンテンツとして世界に発信するための方途等について意見を交わしました。また、株式会社MATCHA代表取締役社長の青木優氏が、文化資産の活用とインバウンドの可能性について言及しました。
続いて、ジャパン・ハウス サンパウロで近日公開予定の瀬戸内文化ヴァーチャル体験イベントと、ジャパン・ハウス ロサンゼルスの映画や食に関するウェビナー等が紹介されました。
第2部のケーススタディでは、「テーマで切り取る地域の魅力」と題し、コンテンツの開拓から現地のニーズに合わせた発信までの具体的な方法について議論が行われました。ジャパン・ハウス ロンドン企画局長のサイモン・ライト氏と、今後ジャパン・ハウスでのイベントの実施を希望している、宮崎県観光経済交流局及びNPO法人 BEPPU PROJECT(代表理事・山出淳也氏)とが行ったワークショップの録画映像が紹介されました。その内容を受けて、企画を作り上げるまでの現地との対話の重要性等について、株式会社メソッド代表取締役の山田遊氏、株式会社ウエルカム 海外事業部マネージャーの加藤さえ子氏が、Forbes JAPAN取締役兼編集長の藤吉雅春氏とともに意見交換しました。
また、ジャパン・ハウス巡回企画展の内容紹介と今後の公募の予定についても説明がなされました。
クロージングでは、原研哉氏が、今後のインバウンドや日本の経済・産業の維持発展を考える上で、ジャパン・ハウスが果たすべき役割への期待を表明しました。
今回のフォーラムの模様については、以下に動画を掲載しております。
- (その1)茂木外務大臣ビデオ・メッセージ/各館長挨拶
https://www.youtube.com/watch?v=ky65pXY2j1Y - (その2)セッション 1「日本の文化資産とその活用法」
https://youtu.be/ztB9W5SHTUY - (その3)セッション 2「テーマで切り取る地域の魅力」
https://youtu.be/GRI9qIhjPeI - (その4)ジャパン・ハウス巡回企画展について/クロージング
https://youtu.be/BxHxvJWr4iQ - (ダイジェスト版)
https://youtu.be/KHZZEF9Mueo