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JAPAN HOUSE フォーラム 2020 ダイジェスト(動画)
2020.04.24

2月14日、新国立美術館にて「JAPAN HOUSEフォーラム2020」が開催されました。当日ご参加いただけなかった方も、是非ダイジェスト動画にてお楽しみください。

■開会挨拶&
オープニング

YouTube(5分08秒)

「開会挨拶」


若宮健嗣外務副大臣


「ジャパン・ハウス2019年度活動報告」


プレゼンター:原 研哉氏(ジャパン・ハウス総合プロデューサー(現ジャパン・ハウス東京事務局クリエイティブアドバイザー))



 若宮外務副大臣は開会の挨拶で、「ジャパン・ハウスは、日本にとっては日本への共感を広め、出展者に対しては世界へ飛び立つ発射台を提供するものであり、また世界にとっては来館者が日本の魅力に気づくことができる、Win-Win-Winの事業である。」と述べ、日本を表現する意欲と才能ある人々に対し、ジャパン・ハウスを「足がかり」として活用するよう改めて呼びかけました。
 また、原氏は、ジャパン・ハウスの現地での反響や活動内容を報告。「これまで知らなかったことを知る衝撃」について語るとともに、ジャパン・ハウスとは「日本の未来資源を確認しながら日本の情報発信をしていく、日本のローカリティをグローバルな世界で体現する施設である。」と述べました。

■セッション1

YouTube(11分02秒)

「ジャパン・ハウスでの展示を語る」


モデレーター:南條 史生氏(森美術館 特別顧問)


パネリスト: 田根 剛氏(Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表 / 建築家)


於保 浩介氏(WOW クリエイティブディレクター)



 セッション1では、現地企画展の出展者が登壇し、これまでの経験をもとにディスカッションを行いました。田根氏は、自身のサンパウロでの出展経験から、事務局スタッフの活躍ぶりを称賛し、「現地のキュレーターが企画を選ぶため、その国の人に伝わる展示が実現出来る。」と述べました。また於保氏は、三拠点で感じたそれぞれの文化の違いや、展示を通じて現地のコネクションができ、そこから次のビジネスへと繋がった経験などを語りました。モデレーターの南條氏も、「ただ展示を行うだけでなく、現地に入り込み、その次に繋げていくことこそがジャパン・ハウスの最終目標なのではないか」と語りました。

■セッション2

YouTube(14分21秒)

「ケーススタディ:地域が世界に出ていくとき」


モデレーター:藤吉 雅春氏(Forbes JAPAN 取締役兼編集長)


パネリスト: サイモン・ライト氏(ジャパン・ハウス ロンドン 企画局長)

山田 遊氏(株式会社メソッド代表取締役 / バイヤー・キュレーター)



 セッション2では、ジャパン・ハウス ロンドンで開催された「燕三条 金属の進化と分化」展に携わったメンバーが登壇し、同企画がドイツの「German Design Award 2020」金賞を受賞したことを報告しました。ライト氏は、企画に際し、原氏から伝えられたジャパン・ハウスでの展示コンセプトを念頭においているとし、特別なものではない「日本の日常」がいかに魅力的であるかを語りました。山田氏は、文化の違いがあるオーディエンスに対し、燕三条をどう紹介するかについて試行錯誤した経験を振り返りました。また、モデレーターの藤吉氏は、ジャパン・ハウスの可能性について、「想像もしない海外とのコラボレーションが生まれ、未来をつくる出会いの場」であると語りました。

■ショートレクチャー&
クロージング

YouTube(11分04秒)

ショートレクチャー「次期巡回企画展 窓学 -窓は文明であり、文化である-」


プレゼンター:五十嵐 太郎氏(東北大学大学院教授 / 建築史・建築批評家 /「窓学」総合監修)



クロージング:原研哉氏(ジャパン・ハウス東京事務局 クリエイティブ・アドバイザー)


 ショートレクチャーでは、第3期巡回企画展「窓学」の展示ディレクターである五十嵐氏が、今回巡回企画展に応募したきっかけなどのエピソードも交えながら、今後各拠点で展開する予定の企画概要について説明を行いました。
 クロージングでは、原氏が「日本の未来資源を活用し、日本人自身が新しい日本に目覚めていく必要がある。ジャパン・ハウスは単なる箱モノではなく、そういう機能を持った情報発信施設である。」と締めくくりました。

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関連リンク

2020.02.18
JAPAN HOUSE フォーラム 2020開催レポート
http://www.japanhouse.jp/news/20200218report.html